はじめての決算【税金の金額だけ?】4節税とは

決算前によく聞くのが、節税してほしいというリクエスト。
理由は、できるだけ払いたくないから、というもの。

まあ、誰でも税金をたくさん払いたくはないものですが。
そうすると、費用を使わなくてはならなくなります。

最も効率がいいのは、来期の投資を前倒しすることです。
どうせ使わなければならない費用なら、先に使ってしまえばよいわけです。
この「投資」は、大がかりな資産の購入というわけではなく、
広告費を増額するとか、消耗品を購入するとか、そういう意味です。

ただし、広告費の場合は、支払った時点の費用ではなく、広告が終わったときに 費用になりますから、払うだけでは節税になりませんので、 注意が必要です。

来期の投資計画は無い、前倒しする費用もない、という方がいらっしゃいます。
お金を使わない節税方法はないのか、と聞かれる場合もあります。

世の中の節税対策には、お金を使わない節税対策、なんて紹介されているものが あるようですが、基本、節税をするにはお金が必要です。

ですから、はじめての決算は、あまり多額な利益が出ている場合を除き、 節税無しで申告することをお勧めします。

節税のために、多額の費用を使って、事業に必要な資金が 不足してしまっては意味がありませんので。

関連記事

  1. 医療機器を購入した場合、税法上の特典はありますか?
  2. 医療法人の勘定科目とは?
  3. 会社設立の際の注意点4【税務署への届け出】
  4. 会社設立の際の注意点3【領収書の保存と役員報酬の決定】
  5. 短期前払費用の消費税の取扱い
  6. はじめての決算【税金の金額だけ?】
  7. たまたま土地を譲渡した場合の消費税の課税売上割合について
  8. 土地・建物を譲渡した際の立退料の取り扱いについて

 

税理士法人 石川小林

 

〒103-0022
東京都中央区日本橋室町4-1-16
室町フェニックスビル2F
TEL.03-3517-5884
FAX.03-3517-5885

電車でのアクセス

JR神田駅南口から徒歩5分
JR新日本橋駅より徒歩1分
東京メトロ銀座線 三越前駅より徒歩3分

 

PAGE TOP